――どんなことをして遊んでいましたか?
兄が「仮面ライダー龍騎」が大好きで、ごっこ遊びばっかりしていました。兄は主人公の龍騎役で、僕はちょっと屈折したナイトとか、悪者の王蛇役。でもいやいやじゃなくて、僕は“二番手”とか陰のあるものが好きだった。兄はわかりやすい“一番手”が好きなんですけど。弟って自然とそうなる面があるのかもしれないですね。
――では映画を楽しみにしているみんなへ、メッセージを!
デビューしてからの出来事のなかでも大きな意味を持つ、僕にとって成長できた映画になりました。透を演じられて本当によかった。たくさんの方に見にきてほしいです!
●ジュニアエラでは毎号たくさんの読者からお悩みが寄せられます。今回は、松村さんにアドバイスしてもらったよ!
Q父が空手に集中して私と遊んでくれません。どうしたらいいでしょうか。 (Cherry・小4)
もしかしたらタイミングが悪いのかなぁ。空手をやっていた身からすると、相当集中しちゃう競技なんだよね。特に形(型とも)を打つ瞬間は、ほかのことから一切遮断された世界に入ってしまうから。ただ四六時中空手に夢中なら……これはお父さんへの助言だけど、1回修行の旅に出てみては? ガッとやるだけやって、気がすんだら帰ってきて、お子さんと遊んであげてください。
Qドッジボールで、毎回当たった、当たってないでもめてしまいます。 (サンダース・小5)
これはもう永遠のテーマ! 解決しないです。だってあとは(防犯用の)カラーボールとかにして「証拠」を出すしか(方法が)ないからね。いつか気づくと思うけど、解決しないとわかっててももめなくちゃいけないときもある。それを知ってるのと知らないのとでは全然違うから、今、知れたのはデカい。解決しないなと思いながら、さんざんもめたらいいよ!
Q図書の時間、なかなか自分に合った本が見つかりません。見つけるコツは? (トロール・小5)
図書の時間って、自分の感性や好きなものを広げる時間だと思う。そんな本に出合うには、今の自分の感性の中だけで探したって見つからないと思うんだよね。いっそ目をつぶって手に当たったものを読んでみたら? ダメだったら次、次って感じでいいと思う。僕だってまだ知らない本のほうが多い。知らない本ばっかだから読書は楽しいんです。
【プロフィル★まつむら・ほくと】
1995年、静岡県出身。SixTONESのメンバーとして、2020年1月にCDデビュー。さまざまなドラマや映画作品にも出演。映画5作目となる「ライアー×ライアー」では、本格ラブストーリーに初挑戦!
(ライター・大道絵里子)
※月刊ジュニアエラ 2021年3月号より