さらに、文化祭のPTAの出し物で、ブランドものが多いとか、張り切った母親率が高い、父親の参加率を見ることなどからも、雰囲気は感じ取ることができたそうです。
「最終的に、我が家の求めている『自立』した雰囲気を持った生徒が多い学校を選びました。前もって、できることは調べ尽くしたので、入学後に『こんなはずじゃなかった』とはならず、親子共々満足しています」
学校選びをする際、まずは各家庭で「どんな子どもに育って欲しいのか」をイメージすることが必要だと、西村先生は言います。
「その理想に近づけてくれそうな理念を持った学校を選ぶべきです。校長先生の話を聞いて、ピンとくるかどうか、が一つの目安になりますね。あとは、その学校の生徒の下校に混じって、どんな会話をしているのか観察してみるのもオススメです。登校時よりも帰りの方が素が見えることが多いですよ」
溢れる情報に踊らされることなく、実際に見て、聞いて、直感を信じてブレないことが、最善の道なのかもしれません。
(文/鶴島よしみ)
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