上智大院修了で、気象予報士の資格も持つジャニーズ・Snow Manの阿部亮平さんは、いまクイズ番組などでも大活躍。『AERA with Kids夏号』では、勉強も才能も開花させた阿部さんの子ども時代、また親との関わりなどについてたっぷりインタビューしました。
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子どものころから負けず嫌いだった僕は、勉強面では小学生のときは、とにかく苦手な科目をなくして、すべての教科で100点を取りたいという完璧主義者でした。
特に理科と算数(数学)が小さいころから好きでした。法則や式をある程度暗記しておいて、そこに当てはめて答えを導き出すのがパズルみたいで楽しいんです。
僕が理系好きになったのは、幼稚園時代の影響が大きかったような気がします。通っていた幼稚園はちょっと変わっていて、小学校みたいにクラブ活動があって、選ぶことができました。工作や科学の実験をするクラブに入り、ビー玉をヒーターで熱すると、きれいなヒビが入るので、そのビー玉を使って指輪を作ったのを覚えています。
また、両親が買ってくれた「10玉そろばん」は数の概念を表現しやすいので、理解しやすかったですし、立体パズルの「ピタゴラス」は展開図が確認できるので、いろいろな形を楽しむことができました。
図形や数字に小学校に入る前から触れていたことで、学ぶことの楽しさが自然と身についていったように思います。
小学生になると算数や理科は上の学年の単元を予習するのがものすごく好きだったし、人より先に知っている感じが、たまらなくいい気分でした(笑い)。
■小5からジャニーズへきっかけはダンス
夏休みの自由研究にも気合が入っていました。小学1年生のときは、夏休みの天気の様子を毎日記録し、新聞の天気図をスクラップした「お天気日記」を作りました。小学3年生では、立体的な地図の制作です。手前にあるボタンを押すと、たとえば学校のある場所の豆電球が光るようにしたり、ジオラマ風に建物も発泡スチロールで作ったり。これは父にだいぶ手伝ってもらったんですが、父ははんだごてを扱うのがとてもうまくてかっこよかったし、一緒に作ったのも思い出です。
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