中学受験をテーマにした話題のドラマ「二月の勝者−絶対合格の教室−」。このドラマに出演するNEWSの加藤シゲアキさんが、小中学生向けニュース月刊誌「ジュニアエラ」のインタビューで、自身の中学受験体験を語った。さらには、小学生からの勉強に関する質問にも答えた。
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――「二月の勝者」で加藤さんが演じる灰谷純は、主人公である“スーパー塾講師”、黒木蔵人(柳楽優弥)のライバル的なエリート塾講師ですね。
原作や台本に寄り添いつつですが、僕も中学受験をしたので、塾の雰囲気や先生のイメージなどは記憶に残っています。子どもや親と親身にコミュニケーションを図る一方、授業中は別人格に見えるぐらい厳しかったりするので、メリハリをつけて演じたいですね。
――なぜ中学受験を?
小5のころ、同じマンションに住んでいる友達に「中学受験するからシゲちゃんもしない?」と誘われて。その友達は転校して置いてけぼりになってしまったんですが、勉強は嫌いじゃなかった。目標がないのは退屈だから中学受験をゴールにした感じでしたけれど、今、受験しとけばあとで楽だな、とも考えていました。
――ドラマ同様、成績別でクラス分けされるシビアな塾だったとか。どのあたりのクラスに?
それ聞きますか(笑い)!? 最初は下のほうから始まって、上から2番目までいきました。一番上は天才しかいないような塾だったので。でもちょうどそのころジャニーズに入って、楽しくて休みがちになったら、また下から2番目まで落ちたんです。せっかく頑張ってきたのにもったいないと思って、小6の夏から芸能活動を休んで頑張りました。でもみんなも伸び盛りの時期でごぼう抜きはできなかったな。結局、補欠1番という形で受かりました。
――中学受験の経験はその後どう生きた?
自信にはなりますよね。夏休みの宿題が毎日あるような状況で、よく生き抜いたなあと思うし、いまだに続くよい友達ができたのもよかった。仲間内で「子どもができたら中学受験させる?」とかいう話になるんです。皆「落ちてもいいからさせるかも」と言う。僕自身早めに現実を知ることは大きかったし、自分の世界を広げるきっかけにもなると思うな。
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