「めんどうなことに取り組むコツを教えてほしい」というのは小学6年生の女の子。大人でも抱えるこの気持ち……。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も大人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。自身もめんどくさがり屋だという小島さんが、自分でも実践している工夫を教えてくれます。
【写真】ぽっちゃり子役の「細山くん」が、エリートサラリーマンになっていた!* * *
【よしおの答え】
これはもうね、気持ちがすっごくわかるよ!! よしおも小学生のころ、やらなきゃいけないことを後回しにしていたなあ。宿題はぎりぎりにやるし、お道具箱は使い終わったあとすぐに整理整頓しないからぐっちゃぐちゃだし。夏休みの絵日記も、最終日の8月31日に7月分から書く始末。ただ書くだけじゃなくて、1カ月も前の出来事を思い出す作業から始めないといけないから、当日に書くときの何倍も時間がかかっちゃった。毎日コツコツやっておけばよかったな~、って後悔してたよ。
君は漢字練習や習字の筆洗いがめんどうなんだね。人にはそれぞれ違った得意・不得意があるように、めんどくさいと思うポイントも人それぞれあると思うんだ。「自分が何をめんどくさいと思っているのか」がわかっている君はすごいね! 何もかもめんどうでやりたくないというわけじゃなくて、自分はどんなことが苦手で先延ばしにしちゃいがちかというのをちゃんと自分でわかっているんだね!
たとえば、「足が痛い」と思って病院に行ったとき。「足のどこが痛いですか?」ってお医者さんに聞かれても正確に答えられる人はなかなかいないんだ。だけど、足の構造や痛みの種類を知っている人は答えることができるから、診察もスムーズ。つまり、君は自分のことがちゃんとわかっているということ。自分のことを知るってなかなか難しいことなんだけど、小学6年生でそれができている君は、一歩進んでいるなあ、とよしおは感心したよ!
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