宇高:簡単に収納できる棚などを見直して、片付けのハードルを低くするといいですよ。
小川:そうそう。カンペキにせずにざっくりと、子どもと相談して大まかに片付くくらいの収納がやりやすいのでは。頑張って勉強していたのに「片付けなさい」と言われると、子どもも嫌になってしまいます。あと、全部扉つき収納が置かれたきれいすぎる部屋だと、子どもの思考が止まってしまうんです。子どもには色々な瞬間に刺激を受けたり考えたりできるような、部屋に雑味があるのも大事だと思いますね。
宇高:お母さんが「どういうリビングにしていたいのか」は大事だと思いますが、きれいにすることをゴールにしてしまうのではなく、「どこに何があるともっと使いやすくなるのか」を親子で一緒に考えられるといいですね。
くわばた:たしかに。使いやすくてそこそこきれいにしていたいです!
小川:あと、片付けをゲームにするのがおススメです。親子で競争するとか。
宇高:うちでも、きょうだいでゲームのようにやってます。「よーいどん!」と声かけをし、10分片付けたら、「今日の結果はお兄ちゃんの勝ち!」とか。
くわばた:へえ、ゲームならみんな楽しんでできそう。うちも学用品やおもちゃを、もう一度見直してみようかな。さっそくやってみようと思います!
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今号ではくわばたさんが宇高さんのアドバイスをもとに、自宅のリビングを改造している様子も紹介。勉強しやすいリビングの作り方を参考にしてみてください。
(取材・文/原ユキミ)
AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2019年 春号 [雑誌]
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