僕はまじめな少年ではありませんでした。宿題こそなんとか最終日までには終わらせていましたが、とにかく「生き物」が好きだったんです。そこで、時間や状況が許す限り虫や、は虫類を採ったり観察をしていました。
あとは、マンガです。夏休みはとにかく長い。友達とマンガ雑誌も作っていたので「この連載分は早く描かないと」なんて燃えていました。「読み切り短編」も描いていたんで、忙しかったですよ(笑)。
そういえば、大きな段ボールで作ったガンダムを倉庫に隠して、社宅の仲間と遊んだりしていました。あの時やっていることのすべてが、今の自分につながっています。
時間がたっぷりある夏休み。好きな素材を使って、なにかひとつ工作してみるのも楽しそうです。市販のものでもいいのですが、できれば「一から」がおすすめです。せっかくなので、「売っていないもの」を作ってみましょう。トライ&エラーができるのも、夏休みのいいところですよね。
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(取材・文/三宅智佳)
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