今の子どもたちは情報収集能力が高いので、自分でどんどん調べられるのがすごいですね。今、娘がいちばん行ってみたいところは「死海」なのだそうです。ヨルダンについても調べていました。でも、情報収集能力が高くても、まだ旅費などお金の計算は全然してくれないので(笑)……。そんなときは「いいね、いつか行きたいね!」と言っています(笑)。

 私が推し活であちこち連れまわしているので、どうやら「興味があったら、行けばいい」というフットワーク軽めのマインドが育っているようです。

「海外旅行の前には神社で安全祈願のお参りをします」と眞鍋さん。写真は田無神社の旅行安全御守り。
「海外旅行の前には神社で安全祈願のお参りをします」と眞鍋さん。写真は田無神社の旅行安全御守り。

 ――旅先での失敗エピソードなどがあれば教えてください。

 娘はかわいい小物やコスメが大好きで、今、韓国にハマっています。先日は韓国ドラマ「イカゲーム」の体験施設や韓国コスメの期間限定ストアを巡るソウル旅を提案され、行ってきました。韓国は何度か訪れているのですが、私がいつも旅でフル活用している地図アプリが現地でうまく作動しなくて。お目当ての店に行く途中で迷ってしまったんです。

  ひとり旅をしていたころは「迷ってもまた戻ってくればいい」というポリシーだったので、旅の下調べは入念にはせず、街ブラをしながら迷うことも楽しんでいました。でも、子どもを連れて迷うのはけっこう大変。そのうちに「もういい」とか「疲れた」とかクレームが出てくるので(笑)。

  結局、近くにいた若い女性たちに道を教えてもらってなんとかたどり着きましたが、調べている間も「のどが渇いた」「帰りたい」などと言われて全然集中できない(笑)。子連れ旅において、街歩きのときは、しっかり計画を立てておくことが大切だなと実感しました。

 海外を旅して、日本との違いを親子で感じる

 ――旅から帰ってきたら、「振り返り」はされますか?

 旅を終えると、写真を見ながら「何が一番楽しかった?」と感想を話し合います。本当は旅日記なんて書いてくれたら最高なのですが、書いてくれないので(笑)。

 「旅育」ということばがありますが、とくに「この旅を通して、子どもにコレを学んでもらおう」というのはなくて。でも、とくに海外に行くと日本とはまったく違う文化に触れることができるし、現地の人々の暮らしを見て、子ども自身がいろいろ感じることはとてもいいことだと思っています。 

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