【1862年 ロンドン万博 (イギリス)】

 目玉の出展物の一つ、洗濯機。下の木箱に衣服を入れてハンドルを回して洗濯し、上のローラー状のプレス機で脱水・しわ伸ばしをするしくみです。

当時は画期的だった「洗濯機」 写真 国立国会図書館

【1867年 パリ万博(フランス)】

 日本が初めて参加したのは、1867年のパリ万博。江戸幕府と薩摩藩・佐賀藩が浮世絵などを出展。新1万円札の顔である渋沢栄一もこの万博に参加し、最先端の西欧文明に影響を受けたといいます。

渋沢栄一(1840〜1931年)

【1873年 ウィーン万博 (オーストリア)】

 明治新政府が国として初めて公式に参加。日本の展示物はヨーロッパの人々の注目を集め、「日本ブーム(ジャポニスム)」を巻き起こしました。

写真 国立国会図書館

【1889年 パリ万博(フランス)】

 万博のために建てられたエッフェル塔は、高さ312mで当時は世界一高い建築物でした。

写真 国立国会図書館

【1893年 シカゴ万博(アメリカ)】

 世界初、高さ約80mの巨大観覧車「フェリスの車輪」が人気を集めました。

写真 国立国会図書館

 白熱電球や蓄音機などを発明したエジソンは、19世紀後半の万博で多くの発明品を出品。1889年のパリ万博や93年のシカゴ万博では会場を白熱電球で照らし、夜間も見学できるようになりました。

トーマス・エジソン(1847〜1931年)

〇文・ジュニアエラ編集部 監修/一色 清(ジャーナリスト) 

大阪・関西万博 盛り上がりが見られないのはなぜ? ジャーナリストがわかりやすく解説
ジュニアエラ 2025年 5月号 [雑誌]

朝日新聞出版

ジュニアエラ 2025年 5月号 [雑誌]
著者 開く閉じる
ジュニアエラ編集部
ジュニアエラ編集部
1 2