佐藤:子どもを4人育て終わってみると、やっぱり小学校の6年間がポイントというか、改めて大事だったなということがわかるんですよ。6年間の勉強が血となり肉となって、その上に中高の勉強が乗るイメージです。中学受験を子どもたちにさせて、小学校の勉強の内容ってなんてすごいんだろう、と思うことが多くありましたね。もちろん中学受験の内容は小学校で教わる内容より難しいものもたくさんあるし、子どもには能力差があるので全員が同じ内容をやる必要はなくて、それは子どもに合わせて親が選ぶべきだと思います。
(構成/教育エディター・江口祐子)
※「中学受験の意義」(佐藤亮子・安浪京子著)から一部編集
中学受験の意義
佐藤 亮子,安浪 京子
著者 開く閉じる
さとう・りょうこ/4人の子ども全員を東京大学理科三類に合格させた実績を持つ教育・子育てアドバイザー。著書に『佐藤ママの子育てバイブル 学びの黄金ルール42』(朝日新聞出版)、安浪京子さんとの共著『中学受験の意義 私たちはこう考えた』(朝日新聞出版)など。
やすなみ・きょうこ/「きょうこ先生」として親しまれている中学受験専門カウンセラー、算数教育家。佐藤亮子さんとの共著『親がやるべき受験サポート』(朝日新聞出版)が好評。最新刊は佐藤亮子さんとの共著『中学受験の意義 私たちはこう考えた』(朝日新聞出版)。オンラインサイト「中学受験カフェ」主宰。