大変だったのは、スケジュール管理です。息子が熱を出したときは、どうしても妻に仕事を休んでもらうことのほうが多くなってしまって。息子が小学生になってからは、学童から帰ってくる時間には妻も帰ってこられるように、少し働き方を変えています。

――福田さんが仕事場に息子さんを連れて行ったこともあるそうですね。

 何回かありますね。息子が5歳くらいのときやったかな、月に一度、土曜日に大阪の朝の情報番組に出ていて、前日から大阪に泊まるんですけど、妻が熱を出してしまって。息子を大阪に連れて行きました。前日のホテルで「ママと一緒に寝たい」ってぐずってしまって。翌朝の生放送中はスタイリストさんに見てもらって、「大丈夫かな」ってずっと気になっていましたが、楽屋に戻ったら大はしゃぎ。「帰りたくない」「次はいつ大阪に行く?」って(笑)。

 漫才の劇場に連れて行ったこともあります。僕が出番の間は同期のレイザーラモンHGが見ていてくれて。周りの芸人たちもスタッフさんも協力的で温かいなと思います。

単独ライブの様子を息子が絵日記に

――芸人さんたちとパパトークをすることはありますか?

 NON STYLEの石田は、子どもの年齢が近くていろいろ話しますね。「もう歩いてる?」とか「しゃべり出した?」とか。僕と石田とロバートのひろし(山本博さん)とか、何人かの芸人で子育てイベントをやろうっていう話も出ていたんですよね。お母さん芸人はテレビやイベントで子育ての話をする機会があるけど、お父さんは話す場がないからって。イベントはコロナでできなくなってしまったんですけど、やりたいですね。

 若くて仕事がめちゃくちゃ忙しいときに子どもを授かっていたら、家族を養うためにも仕事を最優先していたと思いますけど、僕たちは年を重ねて仕事もある程度落ち着いてから授かったので、しっかり子どもと向き合えたんです。その中で子育てについて思うこともいろいろとあるので、パパたちで語る場があるといいなと思います。

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