絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう? そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。

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あらすじ

 ある日、かんたは草むらの中で赤い目のカエルを見つけます。かんたの手のひらよりも大きいくらいの、おもちゃのカエルでした。かんたはカエルを家に連れて帰り、エルタと名付けて、庭にエルタのためのお城をつくり一緒に遊んで一緒に寝ます。

 ところがおもちゃのはずのエルタは、雨をあびると本当のカエルになり、「うたえみどりのはっぱごう」という船で、カエルのお城のある「うたえみどりのしま」へ行こうとかんたを誘います。途中、虹の橋から落ちてしまったエルタとかんたは離ればなれに……。幼年向けファンタジーの傑作です。

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大和田佳世
ライター 大和田佳世

絵本・児童書のライター。出版社勤務を経て2009年よりフリーランスに。絵本・児童書情報サイト「絵本ナビ」や朝日新聞社が運営する本の情報サイト「好書好日(こうしょこうじつ)」などの他、雑誌「MOE」、出版社の各Webメディアで執筆。作家、翻訳家へのインタビュー多数。小中高の3人の子と暮らす。

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