2025年度からは「情報Ⅰ」が大学入学共通テストに加わったことも大きなニュースに。
「大学入試の教科になるということは、未来社会で役立つスキルを身につけてほしいという大学からのメッセージ。心配や不安もあるかもしれませんが、学びの経験を積み重ねた先に試験がある、くらいに考えてその時々の経験を大事にしてほしいです」(福田さん)
プログラミング教育で親が知っておきたい、4つの基本
なぜ小学校から学ぶのか、具体的なイメージがさっぱりわからない! しかもデジタルが苦手……。そんなときはまずプログラミング教育の基本を理解することから始めましょう。
1)プログラミングって何をすること?
プログラミングとは、何かを実現するためにコンピューターに指示を出して計算や処理を実行させること。試行錯誤しながら道筋を考えて「こんなふうにしたい」「これを作りたい」をかなえる一連の取り組みを指します。
2)プログラミングにはどんなツールがある?
スクラッチのようなゲームやアニメーションを作ることができるアプリ、物が動く仕組みを体験できるロボット、無線・センサー・スピーカーなどが搭載されているマイコンボードなど、小学生が使えるツールはたくさん。
3)なぜプログラミングを学ぶ必要があるの?
家電や自動車など身近なものにコンピューターが内蔵されているため、しくみを知ることで活用の幅が広がったり、今後変わっていく社会で活躍したりするためにも、情報技術を正しく効果的に学ぶ必要があるのです。
4)プログラミングで何を身につけるの?
文字入力、インターネットでの情報収集やプログラミングコードを使った操作スキルのほか、身のまわりのもののしくみを理解したり、問いに向かって試行錯誤したりして、デジタルで解決する情報活用能力を身につけます。
(取材・文/AERA with Kids編集部)
朝日新聞出版

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