AERA with Kids＋編集部
また、「制度ができたことによって、職場内で男性育休が話題になることが増えた」という、うれしい声も寄せられています。
――社外への影響はいかがですか。
当社をきっかけに、同様の制度について関心が生まれ、導入した企業もあると耳にしています。小さな一歩かもしれませんが、少子化対策の一助になれたのかなと感じています。
目指すは多様な人材が活躍できる組織
――育児と仕事の両立支援としては、他にどのような制度がありますか。
さまざまな支援策を用意しています。例えば「保育園マッチングサービス」では、他企業の企業内託児所への入所を会社が調整するサポートをおこなっています。
また、「MSクラウドソーシング」は、育休期間中の希望者に対し、職場から業務をアウトソーシングし、空き時間で対応してもらうというものです。業務に応じた報酬も支給し、復職前の慣らしとして活用できるしくみになっています。
さらに、フレックスタイム制度・分割勤務制度の導入、在宅勤務の推進など、働き方はますます柔軟になっています。子育て世代にとって、仕事と家庭を両立しやすい環境は整ってきていると感じます。
イノベーションを起こすためには、多様な社員の活躍は不可欠です。これからも「多様な社員全員が成長し、活躍する会社」の実現のため環境整備、全社員の意識改革に取り組んでいきたいですね。
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社員の子育てを応援したり、育児休業取得促進に向けユニークな取り組みをしていたり――。編集部員が実際に企業を訪問し、子育てをしやすい職場、パパママにやさしい職場とは何かを考えていくAERA with Kids+の新連載「編集部・平井が行く！ 子育てしやすい会社って？」。初回は「三井住友海上火災保険」を紹介しました。今後、順次更新していきます。
（取材／AERA with Kids＋編集部 構成／中村茉莉花）
