――青春を取り返す第一歩にしてほしい、ということですね。
中川 はい。今回のイベントはただ卒業式を開くだけでなく、「空色スクール」という3日間だけのフリースクールを開校します。同じような気持ちの人たちと、当時のしんどかった記憶を今改めて振り返ることで、「あの時間も意味があったんだ」と再発見してもらいたいから、私も全プログラムに参加します。そして、「今まで生きていてくれてありがとう」という気持ちと、参加してくれた勇気にリスペクトを込めて卒業証書を贈りたいです。ぜひ一緒にたくさんのお話をして、新しい一生の思い出を作りたいと思います。みんなに会えるのを楽しみにしています!
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(構成/高橋亜矢子)
※前編<中川翔子が語る、不登校だった中学時代と“絶望”から立ち直ったきっかけ 「楳図かずお先生の言葉がどん底から救ってくれた」>から続く
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