冬休みにお正月、お年玉など年末年始は楽しいことがいっぱいの時期。心がわくわく、そわそわしてしまいがちです。でも、そんなウキウキ気分のときこそ、要注意! 突然のケガや病気、災害や犯罪など、不測の事態はいつでも起こりえます。さまざまな「危険」に対応する術を家族みんなで楽しく学べる『いのちをまもる図鑑』(ダイヤモンド社)から、「サルの危険」、「お金の危険」が迫ったときの対処法を抜粋して紹介します。

MENU 【サルの危険編】サルに威嚇されたら やっちゃダメなNG行動 【お金の危険編】友達に「お金貸して」と言われたら ゲームや本など、お金以外の貸し借りは?

【サルの危険編】サルに威嚇されたら

『いのちをまもる図鑑』本文より イラスト:五月女ケイ子

サルに威嚇されたら歯を隠して目をそらす

 近年、サルのすむ山が森林伐採などで少なくなり、食べ物を探しに街に出てくることがあります。そのため、街中や住宅街で人がサルに襲われるというニュースも増えました。

 サルは目を見られたり、歯を見せられたりすると、ケンカを売られたと思って攻撃してきます。サルに出会ったらサッと目をそらし、歯を隠して後ずさりでにげましょう。

 万が一、それでもサルが襲ってきら、サルの近くに道端の石を投げてびっくりさせ、そのスキににげます。

やっちゃダメなNG行動

【NG①】ギャー! と悲鳴を上げる

 サルは自分より弱い相手をなめて襲いかかってきます。声を出さず、堂々としているほうが襲われにくいです。

【NG②】食べ物をあげる

 どんな理由があっても野生動物へのエサやりは絶対にダメ! 味をしめたサルは食べ物を求めて人を襲うようになり、殺処分されてしまいます。

次のページへ友達に「お金貸して」と言われたら
著者 開く閉じる
今泉忠明
動物学者 今泉忠明
国崎信江
危機管理アドバイザー・危機管理教育研究所代表 国崎信江
1 2