(4)それ以降の入試

 午後入試は完全定着しました。これは併願の考え方ですが、午後入試の選択肢が広がったこともあり、少なくとも2月1日午後はほとんどの受験生が併願を組む時代になり、人気のある入試が増えました。

 また、今回のデータでは2月4日以降に試験を実施する各校の志願者が減少しています。それは模試で志望校登録できるのが8校までのため、前述した午後入試と、1月入試で志望校登録の枠を使ってしまうため、2月後半日程の志望校登録が少なくなり、現象につながっているのではないかということが考えられます。

※男子編、女子へは別記事に続く
【男子編】2025年中学入試、首都圏で志願者を集めそうな学校は?
【女子編】2025年中学入試、首都圏で志願者を集めそうな学校は?

(文/井上修)

【男子編】2025年中学入試、首都圏で志願者を集めそうな学校は? 公開模試データから日程別の志願状況を推定
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井上修
教育アナリスト 井上修

いのうえ・おさむ/1967年生まれ。91年横浜国立大学卒業。同年日能研入社。中学受験雑誌「進学レーダー」編集長、入試情報室室長などを経て、2025年5月に日能研を退社し、同年6月より茗溪学園校長補佐就任。同時に教育アナリストとしても活動開始。

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