こんにちは。編集部の濱田です。最近声を出してゲラゲラと笑っていますか?

 8月31日・野菜の日に、浅草花劇場で「野菜-1グランプリ2024」が開催され、遊びに行ってきました。「もっと野菜を面白く」というコンセプトのもと、予選を突破した12組の芸人さんたちが、野菜を題材にしたネタを披露するお笑いコンテストです。なんと優勝賞金は、野菜にちなんで83万1000円! けっこうガチな金額です。

 実はこの大会、AERA with Kids+の連載で長年お世話になっている小島よしおさんがアンバサダーを務め、今年初開催されました。

 よしおさんから「野菜-1グランプリ」の話を聞いたのは昨年の夏ごろ、連載をまとめた書籍『小島よしおのボクといっしょに考えよう』の制作に励んでいる時期だったと記憶しています。 

 そんな経緯もあり、私は本当にこの大会をワクワクしながら待っていました。しかも審査員がナイツの塙さん、かもめんたるのう大さん、山田邦子さんと、テレビで放送されるお笑い賞レースに負けず劣らずのメンツです!

 開催当日、満員御礼の会場でスタートした「野菜-1グランプリ」。私は友人と涙を流しながら大笑いしていました。笑いすぎて腹筋も割れそうでした。知らないコンビもたくさんいたのですが、本当に全員面白かったし、「野菜がテーマで、こんなにバラエティ豊かなネタが作れるんだ!」と驚きました。芸人さんって、本当に本当にすごいです。

 そして、何よりも驚いたのが、ゲラゲラ笑っていたのに野菜の知識がちょっと身についたことです。審査に参加していた野菜のスペシャリストの近井朋人さん(一般社団法人 家の光協会 普及文化本部 東日本普及文化局 局次長)の審査コメントが、知らない野菜豆知識満載で超おもしろかったんです。

 インスタントジョンソンの「大切に育てていたキャベツのシューちゃん」というネタでは、「キャベツはフランス語でシューと言うんです」と近井さんがコメント。ネタ中にキュウリを食べながらいろんな野菜に突っ込むネタを披露した三日月ヶ浜のネタのあとには「ネタに出てきた野菜のほとんどがアブラナ科でしたね」とコメント。近井さんがコメントを言うたびに、会場からは「おおーー!」という声が溢れていました。

 最後にはよしおさんの新ネタ「野菜サンバ」の披露もあり、とってもハッピーな空気で大会が終了しました。優勝は「育てていたトマトが巨大化した」というコントを披露したベルナルド。手作りの大量の小道具が印象的でした!

エンディング風景。中央にいるおそろいのTシャツを着ているのが、優勝コンビ・ベルナルドのおふたりです

「野菜-1グランプリ」は、来年も野菜の日に開催を予定しているそうです。笑っていたらいつの間にか知識が身についちゃう、そんな経験ができる「野菜-1グランプリ」。大注目です!

(編集部・濱田ももこ)
 

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AERA with Kids+編集部
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