わが家では、ケンカは「どっちも悪いんだよ」と教えています。だから上の子に譲らせることもしないし、下の子ばかりかばうこともしません。ケンカが起きてしまったら、基本はどっちも叱ります。
そして、両方の話をちゃんと聞くようにはしています。「なんでそんなに腹がたったの?」「こっちはこう言ってるけど、あなたはどう?」って。
子どもは「もういいよ!」って拗ねてしまうこともあるけれど、「ちゃんと話してくれないと、ママもわからないよ」って伝えて、理由や気持ちを話してもらうようにします。
子どもはまだ自分の感情を整理することが難しいので、ちゃんと説明できないんですよね。だから大人が間に入って、気持ちを話させてあげることは大事だな、って思います。
自分はこう思っていても相手はそうではない別の受け止め方をすることもあることや、どうすればお互いに気持ちよくやり取りできるのかは、きょうだいゲンカで学べることも多いはず。だから親が「こっちが悪い!」って決めるのではなく、両方の話を聞いて、気持ちを伝える手助けになればいいなって思うんです。
怒りの気持ちがわいてきたら……みじん切り!
叱るときに気をつけているのは、怒りをぶつけるような言い方はしない、ということです。「ママが怒ってる、怖い」と思われるだけでは、なぜダメなのかを考えないで子どもは謝りますが、それはよくないのかな、って思うんです。
でも、自分が疲れていたり、イライラしていたりするとカーッとなりそうになることもあります。
そんなときには大好きな料理をします。料理をすると、心が落ち着くんです。
とくに効果絶大なのがみじん切り!
たまねぎはもちろん、にんじんでもピーマンでもセロリでも、とにかくみじん切りします。気持ちがスッキリするうえに、「みじん切りストック」があれば、おいしいカレーやミートソースがすぐにできて、いいことだらけです。
ストレスがたまったら、野菜を刻むのは超おすすめです。
子どもを叱って空気が悪くなったとしても、きょうだいゲンカのあとでも、ごはんを食べるときには笑顔で「いただきます!」。気がつくと、いつものわが家の空気に戻っているから不思議ですよね。
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