0歳から10歳まで5人の男の子を育てる芸人の竹田こもちこんぶさん。育児の日常に光を当てたネタが人気となり、TikTokのフォロワーは36万人以上に。昨年45歳で五男を出産し、ますますてんてこ舞いの竹田家。家事はどうやって回しているのでしょうか。洗濯や掃除は手抜きしつつ、子どもたちの遊びや食事にはこだわるという竹田流子育てを教えてもらいました。※後編<男児5人のママ芸人が教える、“効率化を極めた”夏休みの「乗り切り方」とは? 竹田こもちこんぶに聞く>に続く

MENU 洗濯物は洗って乾けば上等! 「無理ゲーだ!」 毎日お風呂掃除をしていた時代から一転 家族の命に関わる家事育児は、できるだけ手を抜かない 五男が誕生後、妻の大爆発で劇的に変わった夫

洗濯物は洗って乾けば上等!

――男の子5人分の家事育児をどうやって回していますか。手抜き術があれば教えてください!

 実用的な手抜き術はさまざまな書籍やSNSで紹介されていると思うので、私からは“参考にならないであろう”竹田流手抜き術をお伝えしますね。

 まず洗濯物は洗って乾けばよし! 「畳む」「衣類をきれいに保つ」という家事は排除しました。洗濯機で落ちないシミや汚れは気にしません。何度も洗ううちに薄くなりますし(笑)。

――「畳む」を排除したということは、洗濯物は畳まない、ということですよね!?

 はい、洗濯物は畳みません(笑)。洗濯物を取り込んだあとは、そのまま引き出しに直行です。乾燥機がないので時には生乾きでもOK! 取り込んだら窓のそばに置いてある引き出しにどんどん突っ込みます。年の近い兄弟の服は共用にしているので、引き出しを分けて入れる手間もありません。その日のお風呂上がりに使うタオルや履くパンツも、洗濯物を取り込むと同時に人数分重ねてまとめて風呂場へ直行です。どうせすぐ使うものなので効率的ですよ。

洗濯物は畳まずに引き出しに直行

「無理ゲーだ!」 毎日お風呂掃除をしていた時代から一転

――いつ頃から超手抜き術を極めていったのですか。

 子どもがまだ1人の頃、実は毎日お風呂を掃除していました。衣類のシミや汚れも落とそうと努力していました。あの頃は夫のワイシャツのアイロンがけも何もかも、「奥さんになったんだから私がちゃんとやらないと」という思い込みがありました。母の姿を重ねていたんでしょうね。

 ところがだんだん手が回らなくなったんです。2021年に4人目が生まれていよいよ「物理的に無理ゲーだ!」と確信しました。そこから私は自分の中の家事ハードルを劇的に下げることにしました。つまり、それまでがんばっていた洗濯や掃除、整理整頓、家をおしゃれに保つことを捨てたんです。

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大楽眞衣子
大楽眞衣子

ライター。全国紙記者を経てフリーランスに。地方で男子3人を育てながら培った保護者目線で、子育て、教育、女性の生き方をテーマに『AERA』など複数の媒体で執筆。共著に『知っておきたい超スマート社会を生き抜くための教育トレンド 親と子のギャップをうめる』(笠間書院、宮本さおり編著)がある。静岡県在住。

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