こんにちは、編集部の吉田です。2歳の次女がオムツを卒業したため、最近は毎週のように家族4人でプールに出かけています。

 5歳の長女はかつて、プールでうっかり浮き輪が外れておぼれかけたことがあり(すぐに救出しましたが)、水遊びは大好きだけど、プールはちょっと怖い…という感じでした。「水泳、習う?」と聞いても、「う~ん」と微妙な顔で、きっと苦手意識もあったと思います。

 まずは水深の浅いプールで浮き輪を外して、水に慣れることからスタート。最初は顔をちょこんとつけるだけでしたが、それでも大きな進歩です。「おお~、すごいすごい!」と私が手を叩いて喜ぶと、「今度は3秒ね!」と張りきる娘。そして5秒、10秒とちょっとずつ長くできるようになりました。

 さらに、初めて水中メガネをつけた日。水から勢いよく顔を上げると「ママ、プールの中が見えた!」「床がすっごい青い! ママの足も見えた!」と目をまん丸くして大興奮! 水の中が見えるってそんなにうれしいことなんだ。私はとても新鮮な気持ちになりました。

 そこから泳ぐ練習も始めます。最初はお尻がプカーと浮いてうまく進みませんでしたが、バタ足を覚えてからは5m、10mと少しずつ私から離れて泳げるように。娘は自分で目標を定め、自分なりの「できた!」を楽しんでいるようです。 

 一方、初めて大きなプールに入る2歳の次女は、プールサイドで目をキラキラ輝かせ、ぴょんぴょん飛び跳ねて全身で喜びを表現します。そこから浅いプールにそーっと入り、くるんくるんと体を回転させながら進み、プールから上がってまたぴょんぴょんの繰り返し。マイペースな次女は誰の手も借りず、一人で水と戯れるのが好きなようです。

 またある日、自宅でプール遊びをしていたときのこと。姉妹で仲よく遊んで1時間ほどたったころ、次女が突然「ギャー!」と泣き叫びました。シワシワになった手の指先を見て、ケガをしたと勘違いしたようです。

 私が「これはいたくないよ、大丈夫」と言っても聞かず、「いたいのーー!!ばんちょーこー、はるー!」と泣き続け、10枚の絆創膏がムダに……。大きなプールでは気づかなかった、指先の小さな変化にも気がついたようです(笑)

 子どもとのプール遊び、最初は正直「めんどくさい…」と思っていましたが、こんなにも楽しく、新しい発見にあふれているなんて知りませんでした。と同時に、娘たちが毎日のようにしている発見や変化に、私が気づけず見逃してしまっていることも多いのだろうな、とも感じました。

 今年の夏休みはプール遊びをさらに発展させて、海水浴や川遊びにも挑戦する予定です。娘たちといっしょに“初めての体験”を味わい、存分に楽しみたいと思います。

(編集部・吉田美穂)

著者 開く閉じる
AERA with Kids+編集部
AERA with Kids+編集部