――中学受験に役立つという面では、この図鑑はいかがでしょうか?
安浪:細かいところまでこだわって作られているので、サピックスなんかの小1~2のテキストとしても十分使えそうですよ。サイコロの形を切ってみようなんてまさに中学受験で必須の立体切断図形そのものですからね。楽しみながら親しんでおくのはいざその単元に入ったときに「知ってる!」と自信につながるのでとてもいいと思います。
川島:公倍数とか単位や量といった中学受験に必須のテーマも、机上の勉強にしたくなかったんです。特に中学受験でもポイントとなってくる比や割合の抽象概念も、生活に結び付けられるよう意識して作りました。例えば、割合のところでは、バナナの配合を30%、40%、50%と変えたバナナジュースを作って飲んでみようという見せ方にしたり、約数を12個のドーナツを何人なら仲良く同じ数ずつ分けられるかな?とより身近になるよう見せ方を工夫しています。
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(構成/加藤朋美)
角川の集める図鑑GET! あそべる算数
川島 慶