――子育てをしながら、ご自身とご両親の関係を思い出すこともありますか?

 僕は三重県名張市の出身です。娘たちとはまったく違う子ども時代を過ごしましたが、今の自分があるのは、あの豊かな自然の中で育ててもらったからだと思っています。

 30歳になったころ、父から「バラエティー番組で爆弾を背負っているあなたを見ても、息子とは思わないことにする」っていう手紙をもらいました。僕は視聴者のみなさんに楽しんでほしくて結構むちゃなこともやっていましたが、両親は心配していたんですね。家族ってそういうものです。「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)で毎年やらせていただくファイヤーショーも、マツコさんと有吉さん、そして視聴者のみなさんを笑わせるためにやっているのですが、わが家だけは「パパ、がんばれ‼」って、真剣に応援してくれています。

長女が語る三つの夢 子どもたちを全力でサポートしたい

――娘さんたちの将来について、望むことはありますか?

 親に心配をかけた僕が言うのもなんですが、娘には安心できる範囲で夢をかなえてほしいです(笑)。幼稚園の卒園式で聞いた長女の夢は、オリンピック選手とロケットのパイロットと博士でした。どんだけ夢あんねん!と言いつつ、よくぞ言ってくれた、すごいなぁとも感心するし、全力でサポートしたいとも思います。 

 今年小学校受験を控えた次女も、今一生懸命がんばっています。物語の音声を聞いて問いに答える練習とか、半年前と比べるとものすごく進歩しているんです。もう記憶力では、抜かれてしまいました(笑)。「アーティスティックスイミングをやってみたい」という一言を聞けば、奥さんがすぐにいろいろ調べて、僕も一緒にプールまで行ってみる。できること、興味のあることはまず体験させて、その上で本人がやりたいと言うなら、やらせてあげたいと思っています。

――芸人になるという夢をかなえたチャンさんなら、娘さんが将来について考えるときにもパパとしていいアドバイスができそうですね。

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