みなさんがお子さまに本を買う時、どんな基準で選んでいますか?
私は、子どもが赤ちゃんのころは「絵がきれいだから」「子どもが笑ってくれるから」と純粋な気持ちで絵本を選んでいたのに、小学生になってからは、つい「この本で〇〇について知ってくれたら」なんて思いながら、選ぶようになっていました。
もちろん子どもが楽しく読んでいるのでそれもいいのですが、たまには本の世界観をただ楽しんで、ワクワクするのもいいんじゃないかな、と思い選んだのがこのシリーズです。
わが家はパパの趣味が登山なので、子どもたちもついていき、登山を楽しむこともあります。そんなこともあってか、冒険もののこのシリーズは子どもたちに大ヒット! 次々に購入することになりました。
表紙をめくると冒険の舞台となる場所の地図が大きく載っていて、「さあ冒険が始まるぞ!」とワクワク感が高まります。
物語の中にもほどよくカラーのイラストが差し込まれ、ストーリーをイメージするのを助けてくれます。
そして驚いたのが、とてもやわらかく丁寧な文章で書かれていること。また使われている単語もなかなか豊富で、たとえば「こっぴどく」「高らかに」など、会話ではなかなか使わないけれど知っておいてほしい言葉が散りばめられています。
小4長男のお気に入りは『トム・ソーヤの冒険』、小1次男のお気に入りは『十五少年漂流記』。二人とも「わくわくする!」「主人公の気持ちになれる」と何度も読み返しています。
冒険もの以外にも『赤毛のアン』や『フランダースの犬』などたくさん出ているので、まだまだ買ってしまいそうです。
(文/梶木あきこ)
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