習慣にしちゃうと、子どもも「この絵本を読むまで寝ない!」ってなるでしょう? 早く寝てほしい夜もあるのに、「まだ絵本を読んでないよ」なんて言われると、本当に困っちゃう。だから寝る時は部屋を真っ暗にして「はい、おやすみ〜!」って感じです(笑)。
もちろんその代わり、昼間、ゆっくりできる時に、絵本を読んでと言われたら、「いいよ」って読んであげます。
私自身のことでも、「お風呂上がりに30分間美容マッサージをする」などの決まり事は一切作りません。それより早く寝たいもの! 洗濯物も山盛りなのに、毎日30分、顔を揉んでなんていられないじゃないですか(笑)。
日々、時間に余裕があるわけじゃないから「必ずこれをする」と決めてしまうと苦しくなってしまう。基本的に私は、「今、何ができるか」がすべてだと思って、行動しています。
家族って助け合い
子どもたちにも同じように、その時に彼らにできることがあれば、家事もお願いします。自分の洗濯物は自分で片付けたり、一番下の妹はまだできないから手伝ってもらったり。上の二人は「なんで僕ばっかり、私ばっかり!」って言うこともあるけど、「そんなことを言い出したら、私は毎日みんなの洗濯物を洗ってますけど⁉」って。そうしたらみんな、「はい、やります」って素直に動いてくれます(笑)。
家族って助け合い。基本的には、自分のことは自分でしつつ、「今やれない人のことをやれる人が助けてあげるのが家族でしょう」っていう話は、いつもみんなにしています。あまり子どもたちを、子ども扱いしていないところがあるのかもしれないですね。
例えば、子どもが学校のことで悩んでいたりしても、しっかり話は聞くけれど、最終的にはその子自身が乗り越えなくちゃいけないことかなと思って見守るほうです。
友達との付き合い方ひとつとっても、それぞれの性格だったり、学校でのポジションだったり、いろいろあるし変わっていくから、何パターンかヒントを出してみて、あとはその子がどう行動するかに任せますね。
次のページへ夫婦で意見が違っても、素直に受けて試してみます