軽度の自閉スペクトラム症の長男が楽しく元気に過ごせるよう、試行錯誤の日々を送るイラストレーターのOKAMEさん。さまざまなアイデアやワザを編み出し、親子で全力成長中! そんなOKAMEさんの日常をのぞかせていただきました。

MENU 長男は、小学校の個別支援級に通っています クリアファイルで漢字の「枠」を作ってみた

長男は、小学校の個別支援級に通っています

 皆さま、はじめまして。イラストレーターのOKAMEと申します。

 ほかのおしゃれママ達におどおどしちゃうヘタレママの私と、おだやかで超インドアな夫、常にハイテンションの小3ヨージ(でもインドア)と、兄の影響かいつも大騒ぎな5歳の妹アカゴ(兄より恐れ知らず)の4人家族です。

 さて、ヨージは4歳の時に軽度の発達障がい(自閉スペクトラム症)の診断を受け、幼稚園時代に地域療育センターのプログラムに通ったり、小学校は個別支援級(特別支援学級)で過ごしています。今日は、そんなヨージとの勉強の様子のひとコマを紹介させていただきますね。

 ヨージは国語と通信教育で文字の読み書き練習中。おかげで絵本もひとりで読めるようになりました! 感動!

 ただ、まだ文字の形が不安定。とんでもなく枠からはみ出したり、上下の文字が完全に重なったりと、あらまぁダイナミックなこと!という書き方をします。ここまで枠にとらわれず好きな文字サイズで書ける感性は残したほうがいいのでは?とも感じますが、まぁさすがに読めるレベルにはしたいので…。

 発達障がいは体幹が弱いことが多くて姿勢がくずれやすく、そのために文字も不安定になりやすいと療育センターの講座で聴いたことがあるので、「特性かも?」と思いつつ、どうしたら書きやすくなるか模索していました。

 そこで、基本の背筋伸ばしはイメージしやすいヒーローを降臨させました! これはなかなか効きました! しかし、補助線作戦は「おっいい感じ~その調子!」と思ったのに、補助線と意識をはずしたとたん、元の木阿弥(もくあみ)でございました。ん~これは継続しつつ、もう一工夫ほしい~。

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OKAME
イラストレーター OKAME

雑誌や書籍、広告と幅広く活躍中のイラストレーター。軽度の自閉スペクトラム症の小3男子と、5歳女児の母。思わず二度見してしまうような美肌ながら、「そんなことないです」と否定する恥ずかしがり屋さん。インスタアカウント

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