結果が出なくても、必ず何か成長している
安浪:あとはやっぱり小学生の難しさっていうのもあって。今、お嬢さんが何を理由にしてこう言っているかわからないですが、本人は一生懸命に頑張っているわけですよね。でもどれほど頑張っても思うような成績とか結果が出なくなることもあり得るわけです。そうすると、心が折れて勉強しなくなることだって出てくる。そういう時に「ママやパパだって何が何でも私立じゃなくっていいって言ってたよね?」と、勉強しないことの言い訳にしてしまう可能性もあります。
矢萩:頑張っても成績や結果が出ないことって割と多いと思いますが、それはテストの点数に出ていないから成長を認識できていないだけで、本当に頑張ったのなら、必ず何かが成長しているはずなんです。それを見つけてあげることや、「大丈夫、あなたはちゃんと成長している」と信じて伝えてあげること。勉強には意味がないんだ、とか、どうせやってもムダだ、と思い込んでしまうことだけは避けたいですね。
(構成/教育エディター・江口祐子)
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