編集部の小林(中1・小2姉妹の母)です。長女の小学校卒業式が済み、役目を終えたランドセル。「ランドセルどうする? 記念に残しておきたい?」と長女に聞いたところ、
「アフリカかアジアの国に寄付したい」
との返答が。どうやら、小学校で『7年目のランドセル ランドセルは海を越えて、アフガニスタンで始まる新学期』(国土社)を読み聞かせてもらったことがきっかけで、自分のランドセルも誰かに役立ててほしいと思ったようです。
そこでどうすれば寄付することができるのか、一緒に調べてみたところ、国際協力NGOジョイセフがアフガニスタンの農村部の子どもたちにランドセルを届ける活動「思い出のランドセルギフト」にたどり着きました。
ホームページによると、ランドセルの状態をチェックして、海外輸送費を寄付し、指定された倉庫までランドセルを発送するだけ。思ったよりも簡単! えんぴつや消しゴムなど未使用の学用品も一緒に寄付できるようです。
長女が「ランドセルがどんなふうに届くのか知りたい」というので、ジョイセフに上げられている動画や写真をいくつか見てみました。するとそこには、コンテナ船や陸路を使って現地まで運ばれる写真とともに、かばんがなくビニール袋に教科書を入れる子、校舎がなく青空教室で授業を受ける子たちの映像や写真など、日本では想像もできない現実が……。背景にはテロや紛争の影響がいまでも残ることや、貧困などがあります。
動画の説明によると、支援するエリアでは毎年新たに学校に通う子は約7万人いますが、届けているランドセルの個数は2022年度で約1万5000個。
「まだまだ足りていないんだね」
と長女がポツリ。「自分のランドセル、使われているところ見てみたいな~」とも言っていました。
長女を通じて知った、ランドセル支援のこと。これまで古着を寄付することなどはありましたが、たしかな成長を感じました。「誰かの役に立ちたい」という気持ち、これからも大事にしてもらえたらいいなと思います。
気になった方はホームページをチェックしてみてくださいね。長女が6年間お世話になったランドセルが遠い異国の地で誰かの役に立ちますように!
(編集部・小林)