たき火もいいですよね。子どもは興奮するけど、大人は癒やされます。「都会の居酒屋でテーブルを囲んで話す話題は、不安や愚痴になりがちだけれど、たき火を囲んで話すことは、これからの夢や希望になる」って、以前聞いたことがあったんです。これって本当にそう。子どもが寝たあと、大人だけでたき火を囲み、満天の星を見ながらお酒を飲んで語らう時間は、癒やしでしかありません。

 コロナ禍でしばらくキャンプはお休みしましたが、この夏は復活させたい。あのころとは違ってきっと子どもは戦力にもなってくれるし、いわゆる「非認知能力」も育つのでは……などと、ひそかに期待しているのです(笑)。

「できる人がやる」で、子育て期を突っ走る

 普段の生活は、まさに「余力ゼロ」です。夫も私も仕事が不規則なので、家事育児の分担はせず、「できるときに、できる人が」のスタイル。私が仕事の日は、夫が食事もお風呂も歯みがきも寝かしつけも全部担当します。夫はいっさい料理しない人でしたが、最近は少しずつできるようになりました。もちろん外食でも、買ったものでもいい。とにかく今日を乗り切ること。

 ただ、さっきも言ったとおり、私たち夫婦は本当にヌケているので、子どもにしっかりしてもらわなくちゃって思っています。

 たとえば、幼稚園のお迎えのときに私が「今日、自転車のバッテリーを充電しなくちゃいけないんだけど、お母さん絶対に忘れると思うんだ。だから家に着いたら教えてね」って子どもに言うと、自転車から降りたとたん「バッテリー!」って教えてくれるんですよ。ほかにも「お母さん、今日体操服いる日だよ」とか「ハンカチが入ってなかったよ」とか教えてくれるようになりました。

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