憧れの藤井聡太さんと対局

 憧れの存在は、史上初の八大タイトル独占を成し遂げた藤井聡太さん。小2のとき、大会で優勝したごほうびに対局できたことは最高の思い出だ。そんな藤井さんが今、棋王戦で戦った伊藤匠七段は、同学年で幼いころからのライバル。小3のとき、決勝で藤井さんが伊藤さんに負けて大泣きしたこともある。清之介さんも今、同じように、ライバルたちと競い合い、勝って喜び、時には悔し涙を流しながら成長している。これからも夢中になって将棋に打ち込み続けた先に、タイトル戦の大舞台でライバルと戦う日が、きっと待っている。


昨年8月、岡山県倉敷市で行われた大山名人杯争奪第22回全国小学生倉敷王将戦の低学年の部決勝(写真右)で、ライバルの在國寺晴太さん(東京)に勝ち優勝。伊東香織倉敷市長から優勝杯を授与される 写真 諏訪景子

(取材・文/ジュニアエラ編集部)

ジュニアエラ 2024年4月号

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