A．　【1　内側って意味だから】

　ふだんなにげなくはいているくつ下。足を暖かく保ったり、汗を吸収してくれたりするよね。

　でもクツの中にはくのにくつ下って変じゃない？　と思ったことないかな。じつはここでいう「下」というのはクツの下という意味じゃなくて、内側という意味なんだ。同じように「下着」も内側に着る服って意味なんだよ。

　昔はくつ下の代わりに「足袋（たび）」をはいていた。しかし、明治時代（1868～1912年）になって海外から伝わってきたクツをはくようになり、クツの内側に身に着けるものをはくようになった。そこで、くつ下という呼び名が誕生したんだって。

そんな理由!! アレにもコレにも! モノのなまえ事典 (単行本)

杉村 喜光,大崎 メグミ

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