ジャニーズJr.「美 少年」の浮所飛貴さんは現役の立教大学法学部4年生。CDデビュー前にもかかわらず映画主演やバラエティー番組などで活躍中だ。アイドルの道を突き進む彼にとって、大学で学ぶ意味とは?発売中のアエラムック「就職力で選ぶ大学2024」(朝日新聞出版)より紹介します。

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 中学3年生の春にジャニーズ事務所に入所。その後2016年からジャニーズJr.「美 少年」のメンバーとして映画やドラマ、クイズ番組などに活躍の場を広げ続ける浮所飛貴さん。そんな彼にはもう一つ、立教大学法学部4年生という顔がある。今回の取材時は、大学の前期試験の2週間前だった。

「ちょっと正直、本当にヤバくて」

 試験の話になると小声になった。「マジで勉強しなくちゃいけないんですけど、いや、もう時間と体力が限界で……」と言葉を濁す浮所さん。でも次の瞬間、「いや! 弱音は吐かない、吐かないぞ。大丈夫です!」と自分を鼓舞し、「ぼくはテスト期間になったら集中して勉強するタイプなので、ぜんっぜん大丈夫」と笑顔を輝かせた。仕事と学業を両立させてきた8年間、浮所さんはこの笑顔で多くの壁を乗り越えてきたのだと伝わる瞬間だった。

アイドルと法学部 どっちも譲りたくない

 アイドルにあこがれたのは幼稚園のときだった。嵐の大ファンだった母の影響が大きかった。

「幼稚園の卒園式のときに将来の夢を一人ずつ言う場面があったんですけど、ジャニーズに入りたいって言おうとしたら母に『恥ずかしいからやめて』と止められました」

 子どものころからの目標はもう一つあった。それは大学に進むこと。

「だから中学受験をするときに、大学附属の中高一貫校を選びました。立教を選んだのは、男子校という未知の環境に興味があったからかも」

 そうは言っても、附属校の全員が大学に進学できるわけではない。

「附属校も厳しいんですよ。高校で留年した子もいるし、希望の学部に進学できず別の大学に進学した子もいます。大学では絶対に法学部に入りたかったんですけど、希望の学部に行けるかは、高校3年間のテストの結果で決まるんです。だから高校に入ったときに『法学部に入るために、心を入れ替えて勉強しよう』と決意しました」

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神素子
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