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ぼくは朝、那須は夜 “うきなす”でニュースを
浮所さんの将来像には、櫻井翔さんのイメージが常にあると話す。
「櫻井くんは本当にかっこいい人です。外見やパフォーマンスも最高なんですけど、生きざまを尊敬しています。嵐の活動をしながら大学を卒業して、キャスターなどの仕事に結びつけている。櫻井くんがいなかったら、ぼくたち後輩の進む道も違ったかもしれません」
美 少年のメンバー那須雄登さんは、慶應義塾大学の4年生だ。
「那須は櫻井くんと同じ大学で学部も同じ。そのご縁もあって、2年くらい前かな、那須と2人で櫻井さんのご自宅に呼んでいただいたんです。相談に乗っていただき、たくさん励ましていただきました」
いつかは櫻井さんのように、ニュース番組にかかわりたいと夢見る。
「櫻井くんのような夜のニュースは、那須にぴったりだと思うんです。絶対にやってほしい。でもぼくは朝のニュース番組がいいですね。『おはようございます』から始まって、『今日も一日がんばりましょう』って言えるような番組。元気のない朝を迎えた人にも笑顔で寄り添って、送り出せるようになれたらいいなぁって思っています」
将来の夢は弁護士、そう話していた時期もあった。
「もちろん今も弁護士という仕事にあこがれはあります。でもそれは遠い先の大きい夢。友人や学部の仲間が本気で法曹界を目指して勉強する姿を身近で見てきたし、それでも合格できるかわからない厳しい現実も知りました。ぼくが安易に口に出していい夢ではありません」
それでもいつか、「こぶしではなく言葉で」闘う弁護士になりたいと強く思う。
「まずは俳優として、弁護士役や裁判官の役を説得力をもって演じられるようになれたらいいな。そのためにもあと半年、しっかり法律を学んで卒業します」
うきしょ・ひだか／2002年生まれ。愛知県出身。16年ジャニーズ事務所入所、約半年後にはジャニーズJr.内ユニット「東京B少年」（19年から現在の「美 少年」で活動）に抜擢。20年立教大学法学部入学。現在はドラマ「ギフテッド」（東海テレビ×WOWOW 共同製作）出演中。
（文・神素子）
※アエラムック「就職力で選ぶ大学2024」（朝日新聞出版）より
朝日新聞出版
