無人島から脱出したり、山を開拓したりと、海や山を元気いっぱいにかけ回る姿が印象的で子どもたちに大人気のあばれる君。“自然体験”の魅力とともに、ご自身の半生や子育てについて聞きました。現在発売中の「AERA with Kids 2023年夏号」(朝日新聞出版)から抜粋してご紹介します。

MENU ■脳もほぐれていく 山の静けさが最高! ■「東京脱出!」で家族でキャンプへ

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■脳もほぐれていく 山の静けさが最高!

 自然って最高ですよね。天気がいいだけで感謝の念がわいてくるし、静かな山の中でぼーっとすると、脳内にたまった汚れがさーっと溶けていく感じもする。まあ、30分も経つとスマホでエゴサーチしている自分に気づいて我に返ったりもするんですけど(笑)、そこも含めて過ごし方に正解がない。そんなところが好きで、つい足が向いてしまう場所です。

 自然を好きになったきっかけですか? 子ども時代の体験が大きいかもしれないですね。福島県の自然が多いところで育ったので、友達とクワガタを探しに行ったり、ザリガニを捕ったり、魚を釣ったり……。自然の中で遊ぶことが当たり前でしたね。

 ただ中学生になると、都会への憧れから靴が汚れることをダサいと感じて、自然から遠ざかってしまった時期があったんです。それを引き戻してくれたのが、高校の部活動でした。野球部をやめて宙ぶらりんだったときに、先生から「全国大会を目指せる部活があるぞ」と誘われて入ったのが山岳部。地図や天気図を読みながら山を2日がかりで歩いたりしたのですが、料理や焚き火をしたり、テントを張ったりしながら、実にいろいろなことを学びましたね。

 例えば、目標を立てるということもその一つ。ほら、登山って、重い荷物を背負って登るところから始まるじゃないですか。だから歩き出す瞬間がいつも憂鬱だけれど、足を動かしていれば必ずゴールに着く。そこから「終わらないことはない」と悟って、先送りせずに行動できるようになりました。

■「東京脱出!」で家族でキャンプへ

 一方、自然体験として印象に残っているのが、夜の静けさです。雪山ともなるとまさに無音で、孤独感に襲われるほど。でも、隣を見れば仲間がいる。そんな大自然のすごさと、仲間がいる安心感が、なんとも不思議で好きでしたね。

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竹倉玲子
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