でも逆に、自分が踏み込まれるのは嫌なんですよ。僕のことはほっといてほしい(笑い)。だから、優しさって難しい。人それぞれ基準が違うし、何が正解かはわからないけど……、普段からその人のことを見て、その人に合った優しさを発揮することが大事なんでしょうけどね。
――専門的なセリフが多そうですが、難しい言葉を覚えるコツは?
コツ……コツがわかっていればラクですけどね。もう、一生懸命、何回も覚えて、体に染み込ませていくという繰り返しです、自分は。でも、言葉だけを覚えるのではなくて、ちゃんと意味を調べて、理解して覚えるようにしています。
――諏訪野は忙しい合間の“チャージ食”として魚肉ソーセージを食べる設定のようですが、玉森さんのチャージ食は?
よく「ちくわ」を食べてます。コンビニとかスーパーで売ってる、5本入りとかのお手頃なやつ。昔から練り物が好きで。ほかはグミとかかな。パッと食べられるようなものを、ちょこちょこ食べてますね。
――カルテから謎解きをしていく、今までにない医療ドラマでもあります。この作品全体の魅力をどう感じますか。
まさに今まであんまり見なかったドラマでやりがいを感じますし、諏訪野くんというキャラクターをどう伝えていこうかな、と考えるのが楽しいです。一生懸命さや、人を思う気持ちに触れて、見たら温かい気持ちになってもらえるんじゃないかな。そんな作品にしたいですね。
――前期のドラマ「NICE FLIGHT!」ではパイロットを演じ、今回は医師役。子どもたち定番の「憧れの職業」が続きますが、小学生のころ憧れた職業は?
僕は覚えてないんですけど、母が言うには「お花屋さん」。その前は「おばあちゃんになりたい」って言ってたみたいで、母はすごく心配したらしい(笑い)。自分の記憶がある段階だと“夢ない系男子”でした。「絶対これがいい!」みたいな目標はなかった。
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