子どもが自分で時間管理ができるようになってほしいなら、「子どもにも手帳を使わせてみましょう」と話すのは、長年の学習塾での指導経験をもとに「子ども手帳」を開発した石田勝紀さん。発売中の『AERAwithKids』(朝日新聞出版)では、「やらされ感」なく、子どもが自然と時間管理を身につけられるテクニックを聞きました。

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 その日の予定を、大人は手帳やスケジュールアプリで管理しています。一日のうちにやることが増えてくると、時間と予定を「見える化」することがいちばんわかりやすいですよね。この手帳やスケジュールシートを、子どもにも使わせてみましょう。「ちょっとハードルが高くない?」と思いがちですが、石田さんは「子どもがハマるしくみを上手に取り入れれば、続きます」と話します。

 用意するのは、手帳かノート。好きなデザインを子どもに選ばせるといいですね。女の子なら、シールやテープでデコってもOK。お気に入りの一冊であることが大切です。

 次に、1週間分の予定(プリントや習い事など)を子どもに書かせてみます。低学年なら、親子で相談しながら一緒に進めましょう。あとは、できたことをマーカーなどでシュッと消して、できなかったことは残しておく。基本の使い方は大人と同じです。

(1)やり終えたものを消す
 項目がどんどん塗りつぶされれば、終わったことが一目瞭然。「頑張った」実感が得られるし、「もっと頑張ろう」という意欲も生まれます。

 そこで、できたことをポイント化してみましょう。勉強ならポイント○点、お手伝いなら□点、という具合です。

(2)ゲーム感覚で楽しむ
 手帳にポイント制を導入すると、子どもたちが大好きなゲームのエッセンスが加わります。ゲームは頑張れば頑張るほどバージョンアップしたり、点数が上がったりと、自分がどれだけできたか、成長したかが見える化されます。だから子どももうれしいし、続けたくなるのです。

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AERA編集部
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