■「唐津焼」をパクッ!? 本物そっくりな「せんべい」登場(2018年10月24日 佐賀県)

 伝統的なやきものの一つ、唐津焼。その湯飲みに見た目がそっくりなせんべいが誕生した。

 400年以上の歴史をもつ佐賀県唐津市の窯元、14代中里太郎右衛門さん監修のもと、市内の菓子メーカー「鶴丸」の鶴丸修社長自らが絵付けや筆の運び方などを修業して、一枚ずつ模様を描いている。
 唐津産小麦を使った素焼きのたまごせんべい生地に、卵白と砂糖と竹炭でできた「釉薬」を塗り、竹炭の黒で流麗な文様を描いている。少しカーブをつけて湯飲みに見えるようにした。「作るなら徹底的に本物らしいお菓子を」とこだわった。売れ行きは上々だ。

■オセロ世界最年少王者 機上の出会い(2018年10月14日 ドイツ)

「オセロの世界チャンピオンに、この飛行機をご利用いただいています。実を申しますと、私……」。ドイツ発成田行きの全日本空輸(ANA)で離陸直前、こんな放送が流れ、機内は驚きと拍手に包まれた。

 横浜市の小学5年、11歳の福地啓介くんの世界オセロ選手権、歴代最年少優勝への祝福をアナウンスした機長は、福地くんに破られるまで最年少優勝の記録保持者だった。

 福地くんはチェコで開かれていた第42回大会で優勝し、この便で帰国の途にあった。一方、機長の谷田邦彦さんは、1982年の第6回大会の優勝者。「以前の記録は私自身が打ち立てた15歳。今回大幅な更新です」と機長。ANAの広報担当者は「日本選手団の利用を知り、縁のある谷田機長を配置しました。アナウンスは本人の機転」と話した。

※月刊ジュニアエラ 2019年1月号より

ジュニアエラ 2019年 01 月号 [雑誌]

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AERA編集部
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