事実は小説より奇なり。朝日新聞が報じたB級ニュースを、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で、夕日新聞社としてピックアップ! その一部を紹介する。

■ちびっこスパイダーマン国旗掲揚のピンチ救う(2018年8月17日 インドネシア)

 インドネシア独立記念日の記念式典で、国旗を掲揚できないトラブルがあったが、13歳のジョハニス・ラウくんが高さ約12メートルのポールを登って修繕を助けた。少年は「キッド(ちびっこ)スパイダーマン」と称賛され、第18回アジア競技大会の開会式に政府から招待されたり、国営企業に大学までの奨学金を約束されたりして、話題になっている。

 国旗を結ぶひもが切れて掲揚できなくなっていることを知ったラウくんは、靴を脱いでポールを登り、切れたひもを手に降りてきた。その後、国旗が掲揚されると、約1千人の参加者から歓声が上がった。

 ラウくんは「本当はおなかが痛かったけれど、式典を止めたくない一心で体が動いた。ココナツの木にいつも登っているから、ぜんぜん怖くなかった」と話した。

■電車の座席下に男性はさまる(2018年8月1日 東京都)

 午後2時4分ごろ、東京都港区のJR浜松町駅で、到着した山手線内回り電車の乗客から「1号車の車内で男性が倒れている」と車掌に連絡があった。

 車掌が確認したところ、成人男性がうつぶせの状態で倒れ、上半身が座席下のヒーターと床面との約15センチメートルの間にはさまれて動けなくなっていた。

 約1時間後、男性は救急隊によって救出された。酒に酔った様子だが、目立ったけがはなかったという。

 山手線内回りは運転を見合わせ、約1万7千人に影響した。

■無人島でサバイバル船から転落(2018年8月29日 福岡市)

 福岡海上保安部は、博多湾の無人島「端島」で53歳の会社員の男性を救助したと発表した。

 男性は27日午後8時、福岡市営渡船に乗って夜景を携帯電話で撮影していたが、過って海へ転落。泳ぎ着いた端島で二晩を過ごしたという。

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AERA編集部
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