「苦手な子たちとも仲良くしたい」という相談を送ってくれたのは、小学5年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」も人気の小島よしおさんが子どもの悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小島さんが苦手な人とどうやって関わってきたのか、そこから得た学びを交えながら、「苦手な人」と付き合うコツを伝授します。
【写真】子ども時代の壮絶ないじめを乗り越え、人気芸人になったのはこの人* * *
【よしおの答え】
うさりおピーヤ、君はすっごく難しいことにチャレンジしようとしていることに気づいているかな? 人間は「苦手」な人は避けようと思う人のほうが多いはず。だけど、どんな人とも仲良くなりたい、って思えるうさりおちゃんは、とっても柔らかくて平和な心を持っているんだろうな、ってよしおは感心したよ。
苦手な子たちとも仲良くなれる方法を、よしおと一緒に考えてみよう。ただ、みんなと仲良くするっていうのは本当に難しいこと。それをまずは心に留めておいてね。
■「苦手な人」は克服できる?
小学生のころのよしおはとにかく明るくて元気だったから(今もだけどね!)、誰とでも楽しく話していたような気がする。だけど、大人になるにつれて「ああ、この人苦手だなあ」って思うことが出てきた。
特に苦手だったのが、ネガティブ思考の人。よしおは子ども向けライブをやっているからか、子どもを持つ親御さんに話しかけられることも多いんだけど、「うちの子は何してもダメなんです」っていう会話をされるのがちょっと苦手だった。今なら「WBC見てますか?」とか全く違う話題に変えることができるようになったけど、当時はよしおも熱くなって「なんでそんなこと言うんですか! 絶対何か得意なこととかありますよ!」って言い返して変な空気になっちゃうことが何回かあったんだ。
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