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凄腕ヘッドハンターが語る「採用意欲が高まった今、エグゼクティブクラスは転職のチャンス」

石臥薫子AERA
「ハイドリック&ストラドルズ」のパートナーで、凄腕ヘッドハンターとして知られる渡辺紀子さんは、日本企業全体を見渡すと採用意欲は全く衰えていないと語る(写真:本人提供)

「ハイドリック&ストラドルズ」のパートナーで、凄腕ヘッドハンターとして知られる渡辺紀子さんは、日本企業全体を見渡すと採用意欲は全く衰えていないと語る(写真:本人提供)

 3月1日、2022年卒の採用情報が解禁となり、就活・採用活動が本格スタートした。コロナ禍による経済低迷で企業の採用意欲の低下が心配されたが、中途採用も含めて人材マーケットはいまどうなっているのか。ヘッドハンティング会社「ハイドリック&ストラドルズ」のパートナーで、凄腕ヘッドハンターとして知られる渡辺紀子さんに聞いた。

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 昨年は新型コロナの影響を受けた航空会社大手2社が、新卒採用を中止したこともあって、これから企業の採用意欲が下がるのではないかという懸念が広がりましたが、日本企業全体を見渡すと採用意欲は全然衰えていませんよ。新卒も中途も、採用意欲が高まっています。

 中途採用の場合、特に私が日頃対象としているエグゼクティブクラスの人材ニーズがコロナ禍でさらに高まっていると感じています。

 コロナで打撃を受けている居酒屋などの飲食チェーンやホテル業界でも、これを機に大胆な業態転換を進めようという動きがあり、その戦略を描けるチーフ・ストラテジー・オフィサーや、金融機関との交渉ができるCFO(チーフ・ファイナンシャル・オフィサー)が求められています。特にオーナー企業でその傾向は顕著。彼らはサラリーマン社長と違って、5年10年先にどうやって生き残るかを必死に考えていますから、いま年収1000万円とか1500万の人を雇うことで出ていくキャッシュのことは気にかけていません。そういう企業では「コロナ禍で先行きが見えないから」という理由で、中間層が他の業界に流出していたりもするので、人件費が減っていて、新しい人材を雇う余力が出てきているという面もあります。


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