小学生がゲームに見向きもしなくなる? 話題の“山村留学”で身につく「生き抜く力」とは (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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小学生がゲームに見向きもしなくなる? 話題の“山村留学”で身につく「生き抜く力」とは

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石渡真由美AERA#AERA with Kids
農作業を通じて「生きるための営み」を実感する(写真:北相木村山村留学センター提供)

農作業を通じて「生きるための営み」を実感する(写真:北相木村山村留学センター提供)

自然の中で体を使ってダイナミックに遊べるのも魅力だ(写真:北相木村山村留学センター提供)

自然の中で体を使ってダイナミックに遊べるのも魅力だ(写真:北相木村山村留学センター提供)

 これからの時代、わが子には社会に出たときにどんな状況になろうとも「生き抜く力」を身につけておいてほしい。そういう親の願いの現れなのか、都市部の小中学生が親元を離れ、長期にわたって自然豊かな村で生活をする「山村留学」が今、ひそかに注目を集めています。山村留学ではどんな生活を送るのか? どういった力が身につくのか? 「AERA with Kids秋号」では長野県北相木村山村留学センターに取材をしました。

【写真】山村留学での子どもたちの様子はこちら

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 長野県北相木村が山村留学を始めたのは、今から34年前。過疎化で地域の小学校の存続が危ぶまれ、村の外から子どもたちを受け入れることで、地域の活性化を目指したのが始まりです。

 村にやって来るのは、主に都心に暮らす小学3~6年生の子どもたち。長期留学は4月から1年間、親元を離れ、地元の農家や共同宿泊施設で生活をしながら、地域の小学校に通い、山村暮らしを体験します。

「はじめはホームシックになる子もいますが、異年齢の仲間と共に生活をするうちにだんだん打ち解けていきます。数カ月もすると、すっかり村の子になっていますね」と話すのは、子どもたちの生活サポートをしている北相木村山村留学センターの山田隆一さん。

 施設では、毎日の掃除と洗濯は子どもたち自身にさせています。

「うまくできない子もいますが、次第にコツや要領をつかむようになります。自分で体験してみることで、両親への感謝の気持ちも深まりますね」

 平日は村の小学校に通い、地元の子と一緒に過ごします。同校では、花まる学習会のスタッフが月1回訪れ、日常の学習にも花まるメソッドを取り入れるなど、教育にも力を入れています。休日は大自然の中でキャンプや川遊びに、農家の手伝い。

 ここでの生活は、都会のように親がそばにいて何でもそろっている、すぐに欲しいものが買えるわけではないので、「ちょっと不便」。でもその中で子どもたちは工夫をして、毎日がとても充実しているので、スマホもゲームも必要と感じないのだとか。なかには村の生活が気に入って、数年間ここで過ごす子もいます。


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