「コロナ感染は本人のせい」と考える傾向が日本は他国より強い 相談しにくい原因に (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「コロナ感染は本人のせい」と考える傾向が日本は他国より強い 相談しにくい原因に

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米ニューヨークの国連総会議場(写真/朝日新聞社)

米ニューヨークの国連総会議場(写真/朝日新聞社)

根本かおるさん(国連提供)

根本かおるさん(国連提供)

 こんな興味深いデータがあります。日本人は他国に比べて、「コロナ感染は本人のせい」と考える傾向が強いことが大学の調査で明らかになりました。

 感染者を責めたり批判したりすることは、差別や偏見につながり、人権問題にもなり得ます。さらに、もし自分が感染したり、感染の可能性があったりする場合でも、他者に非難されることを恐れて相談できなかったり、病院に行かなかったりするなど、公衆衛生上でも問題になってしまいます。

 誰でもコロナウイルスに感染する可能性はあります。つらい思いをしている人にはどうか思いやり、共感をもって接することを心がけてください。

 平和とは、単に争いがないだけでなく、一人ひとりが安全で満ち足りた生活を送れること、そして肌の色や出身国によって差別されることなく、自分らしく自由に生きられることだと思います。

 では、世界のみんなで平和を目指すためにはどうしたらいいかというと、「自分にはあまり関係ない」「テーマが大きすぎてよくわからない」と思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 きっかけはみなさんのすぐ身近にたくさんあります。まずは自分が興味のあることや好きなことを入り口にして、自由研究などで深く調べてみることから始めてみてはどうでしょうか。自分の足元の暮らしと、世界とのつながりが見えてくるはずです。今、日本でも積極的に取り組んでいる「持続可能な開発目標(SDGs)」は、そのテーマ探しにぴったりだと思います。

 私は小学4年生のころ、「ゲルマン人の大移動」という歴史上の出来事にすごく興味を持っていました。そして自由研究では「人種」をテーマに、なぜ国によって人の骨格、鼻の形がこんなに違うのか不思議に思って、深く調べてみました。すると、寒い地域に住む人の鼻が高いのにはきちんと理屈があることがわかり、そこからさらに興味が広がっていきました。難しく考えず、こんなふうにまずは自分の好きなことから始めてみてください。


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