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村上春樹も寄稿 海外小説の面白さを伝える“無料雑誌”とは?

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矢内裕子AERA

「BOOKMARK」は7500部発行、公立図書館約2千館と個人の希望者100人に送付。バックナンバーはウェブで見ることができる(撮影/写真部・掛祥葉子)

「BOOKMARK」は7500部発行、公立図書館約2千館と個人の希望者100人に送付。バックナンバーはウェブで見ることができる(撮影/写真部・掛祥葉子)

 翻訳家の金原瑞人さん(64)と三辺律子さん(50)が出している個人雑誌「BOOKMARK(ブックマーク)」をご存じだろうか。24ページ、CDサイズのキュートな小冊子。表紙を飾るスタイリッシュなイラストは編集スタッフでもあるオザワミカさんの作品だ。この3人で、2015年の創刊以来、年4回、無料で発行を続けてきた。

「スポンサーはなく、私の個人誌です。面白い海外文学、翻訳小説がたくさんあることを、とにかく知ってもらいたくてスタートしました。本の営業にくわしい知人のサポートもあって、図書館に送付しているほか、全国約80店舗で配布してもらっています」(金原さん)

 創刊号のテーマは「これがお勧め、いま最強の17冊」。以来、「本に感動、映画に感激」「過去の物語が未来を語る」など、毎回テーマを決め、巻頭エッセーのほかは1ページ1冊ずつ翻訳本を紹介。作品を手がけた翻訳家らが執筆している。

 本と音楽を特集した11号「Listen to Books!」には、村上春樹が巻頭エッセーを寄稿。自身が翻訳したジェフ・ダイヤーの『バット・ビューティフル』について、「とにかく針が振り切れるくらいとことん楽しめるテキストだった」「行間から音楽が溢れてくるような本です」とつづっている。


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