往年のアムラーたちが語る「私にとっての安室ちゃん」 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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往年のアムラーたちが語る「私にとっての安室ちゃん」

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松田亜子AERA
撮影/写真部・小山幸佑

撮影/写真部・小山幸佑

 記録的なセールス、圧倒的ライブパフォーマンス、そして生き様。すべてでファンを魅了した安室奈美恵が、9月16日に引退した。彼女が私たちに残してくれたものは何だったのだろうか。

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 もう二度と、生で見ることはできない。そう思うと、ステージの上の“安室ちゃん”が涙でかすんだ。6月3日のラストツアー、東京ドーム最終公演。25年来のファンのメーカー勤務の女性(38)は、黒ニットにチェックのミニスカという懐かしの“アムラー”スタイルで参戦。「SWEET 19 BLUES」の大合唱では、「元彼と別れた時よりも泣いた」。

 ジャネット・ジャクソンに憧れた沖縄の少女は、40歳になっても“ちゃんづけ”で呼ばれる、国民的スターになった。そして彼女は9月16日、その活動にピリオドを打った。

 25年間、J-POPシーンの第一線を走り続けてきた安室奈美恵。彼女は引退発表後も記録を塗り替えてきた。

 39曲を再レコーディングしたベストアルバム「Finally」は、累計228万枚を突破。10~40代、すべての年代でアルバムがミリオン突破という前人未到の偉業を達成した。今年2~6月に開催されたラストドームツアーを収録したライブDVDとブルーレイは、予約だけで音楽映像作品としては初のミリオンを達成。引退前の8月には多くの女性誌の表紙を飾った。

 企業とのコラボ企画も相次いだ。アパレルショップ「H&M」とのコラボ商品の発売日には、全国で1万6千人が列を作り、展開は中国や韓国にも広がった。日本トランスオーシャン航空の特別デザイン機「AMURO JET」が飛び、福岡・天神の街は引退までの1カ月、商業施設も電車も高速バスも、安室一色に染まった。

 彼女が多くの人に愛されるのは、その圧倒的な歌とライブパフォーマンスがあるから。中学からの“暑苦しいファン”という会社員でゲイの男性(39)は、「自分たち世代の青春が終わったよう」と落ち込む。だが、最後のライブを見に行って、その劣化しないパフォーマンスに改めて感動を覚えたという。


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