毎月話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で好評連載中の、友達や先生、親との関係を読者のみんながうまくサバイバルできるよう、Sexy Zoneのメンバーがアドバイスや経験を語るコーナー。今月は菊池風磨くんが語る「ケンカのススメ」です。

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「ケンカするほど仲がいい」っていうけど、俺はその解釈として、「ケンカができるほど仲がいい」ってことかなと思ってます。思ったことを言い合えない仲ってつまんないし、実際、ケンカしたほうが絶対に仲よくなるからさ。

 僕も中高のときは友達とよくケンカしてました。俺は悪くないと思ったら絶対に謝れないタイプ。でも自分が悪いと思ったら、さりげないきっかけを見つけて早めに謝りにいくかな。相手がなんで怒ってるかわからないときは面と向かって聞くしね。「そうかごめん」ってなるときもあるし、「いや、誤解だから」ってときもあったけど、誤解だったとしても相手が嫌だと思うことを無自覚にやり続けて溝が深まったら最悪じゃない? ぶつかって仲直りして、ぶつかって仲直りして、を繰り返しながら一生の友達になるんだと思う。そんなケンカができるコツ? 相手を信じること。相手に信じてもらうには自分が先に信じるしかないから。

 中高の友達ってね、やっぱすごく大事! お互い裸より恥ずかしいものを見せ合ってるから、久々に会っても全然久々って気がしなくてヘンな感じだもんね。新しいアルバムの中で勝利と共作して詞を書いたんだけど、実はそれ、高校のときの友達に向けて書いてます。ラップの部分は「拝啓、最低なお前」から始まるの(笑い)。お互いディスり合うのが僕らのあいさつみたいなところがあって。そういう関係もおもしろいなと思って聞いてもらえたらうれしいな。

 Sexy Zoneの中では……、グループをよくしようという思いは同じなのに、やり方が違っていて、反発し合うことはある。そういうときは、お互いが正義だと思うから、やっぱり大事なのは、いろいろ話し合って双方が歩み寄ることだと思う。話し合うタイミングや、歩み寄るタイミングを逃さないというのも大切かなと思います。(取材・文/大道絵里子)

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AERA編集部
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