独自のシンプルを貫いて デザイナー・ドン小西さんが「雅子さまファッション」解説 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
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独自のシンプルを貫いて デザイナー・ドン小西さんが「雅子さまファッション」解説

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福光恵AERA#皇室#雅子さま

ご成婚前、東宮仮御所に向かう雅子さま(右)。1993年10月、ご成婚後初めて、秋の園遊会にご出席(左) (c)朝日新聞社

ご成婚前、東宮仮御所に向かう雅子さま(右)。1993年10月、ご成婚後初めて、秋の園遊会にご出席(左) (c)朝日新聞社

ファッションデザイナー ドン小西さん/1950年生まれ。80年代に自身のブランドを立ち上げ、世界でコレクションを展開。現在はタレントとしても活躍。「週刊朝日」で「ドン小西のイケてるファッションチェック」を連載中

ファッションデザイナー ドン小西さん/1950年生まれ。80年代に自身のブランドを立ち上げ、世界でコレクションを展開。現在はタレントとしても活躍。「週刊朝日」で「ドン小西のイケてるファッションチェック」を連載中

 そもそも「オートクチュール(高級仕立て服)」というのは、王室や皇室など特別な人のために贅を尽くして作る、世界で一つしかないドレスのことだからね。クリスチャン・ディオールにしろ、ジバンシーにしろ、「ハイブランド」と呼ばれるブランドの多くは、顧客である欧米の王室や皇室が育てたようなもんなんだよ。

 だから若いお妃たちは、どの国でもファッションリーダーといえる存在。例えば現代では、グレース王妃やダイアナ元妃、最近ではキャサリン妃なんかが、その役割を担ってきた。

 日本だって例外じゃないよ。戦後まもない復興期、美智子さまが雑誌や人形の服でしか見たことのないようなプリンセスラインのドレスや帽子などで、国民を魅了。ファッションを中心にミッチーブームが起こった。

●官僚では相当オシャレ

 美智子さまはオートクチュールの何たるかを国民の身近で見せてくれて、当時の日本人女性に大変な勇気を与えた。またこれが日本ファッションが発展するきっかけのひとつにもなったんだよね。

 と、ロイヤルファッションについて簡単におさらいしたところで、雅子さまのファッションだよ。今回、外務省時代から数日前まで、数百枚のさまざまなお出ましの写真を見たけど、雅子さまのファッションで貫かれているテーマは「シンプル」。

 そもそもご本人、装飾の多い華やかなデザインの服が苦手という話は有名だけど、それも年月とともに、どんどんシンプルさが加速してるよね。

 例えばご成婚前は、原色で肩幅の広いジャケットにタイトスカートっていう、当時のバリキャリファッションを地で行くスタイル。ただしそこに取り入れた海外ブランドのスカーフなどが美貌に映えて、ひっつめ+メガネ、みたいなイメージの当時の女性官僚のなかでは、相当オシャレだったと思うな。

 それがご婚約会見では一転、帽子にワンピースのロイヤルスタイルに変身なさって、驚いたのを覚えているよ。当時のドレスを手がけていたデザイナーには、雅子さまの実家のお母さまのデザイナー、つまり外交官夫人のデザイナーだった角田明美さんの名前もあったっけ。


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