「18禁」春画展が盛況 海外からも評価されるその魅力 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「18禁」春画展が盛況 海外からも評価されるその魅力

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春画展、人気の理由は?(※イメージ)

春画展、人気の理由は?(※イメージ)

 日本初と言われる春画展が盛況だ。海外での評価が先行したが、いま、なぜ──

 東京都文京区にある美術館、永青(えいせい)文庫で、「18歳未満入館禁止」の「春画展」が開かれている。

 作品保護のために照明が落とされた館内では、20、30代のカップルをはじめ、さまざまな年代のグループがほがらかに会話しながら、ときに際どい性的表現を含む春画を鑑賞している。実際に会場へ行くと、「春画」という言葉から連想されるような淫靡な雰囲気は感じられない。今秋、物議を醸した三重県志摩市の「海女萌えキャラクター」とは違って、女性から見ると違和感のある「男性目線」の要素が、春画にはないからだ。

 春画は男女の性愛の場面を描くものではあるが、そこには関係が始まったばかりの頃のそっと手を触れ合う様子もあれば、直接的な表現を避けて巧みな構図で想像力を刺激するものもある。北斎、歌麿、国貞、英泉といった浮世絵の名手が手がけた作品を一目見た瞬間、まずわき上がるのは「美しい」という感情だ。

 構図や技術が際立っているのはもちろん、これらの作品を生み出した江戸の人々の成熟した精神性が感じられるからだろう。


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