東京大学
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 東京大学と京都大学の一般選抜の合格者が3月10日に発表された。

【超速報ランキング】東大合格者数トップ20。上位に食い込んだ名門女子校とは?

  週刊朝日は、サンデー毎日・大学通信と合同調査を行い、高校別の合格者数を集計した。

 午後8時時点での速報値で、東大の合格者1位は146人の開成(東京)、2位は86人の灘(兵庫)、3位に78人の麻布(東京)と聖光学院(神奈川)が入る。

合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数
合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数
合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数
合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数
合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数
合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数
合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数
合格実績のある学校への週刊朝日とサンデー毎日、大学通信の合同調査を基にした速報値で、数値は今後変動する可能性がある。右のかっこ内は現役合格者数

 今年は、東大の一般選抜の志願者数9306人に対し、2997人が合格した。うち女子合格者は653人。割合は21・8%で、過去5年間で最も高い割合だった。

 藤垣裕子副学長は10日のオンライン記者会見で、

「女子の志願者数および合格者が増えたことは、我々としても大変喜ばしいと思っている。『女子枠』については私が入学した20~30年前から議論があったが、当時の先生方からは『女子枠を設けると、当の女子学生から反対される』と聞かされていた。実際に導入するとなれば様々な方の意見をまとめねばならず、議論が収束していない状態だ」と述べた。

 今年の特徴を見ていこう。まず、受験生に人気を集めたのは理系の学部だ。

 東大の理科二類は募集人員532人に対して、計2294人の志願者が集まった。現行の定員となった2008年以来、最多の人数だという。

 東進ハイスクールを運営するナガセ専務取締役・コンテンツ本部本部長の渋川哲矢さんが言う。

「コロナ禍で医療関連の話題に接する機会が増えたためか、近年では他大学も含め、医学や薬学などのメディカル系の学部が人気です。農学系統では生命科学系の人気が非常に高い。東大理科二類で志願者が増えた背景にも、こうした事情が関わっていると思います」

 京大の志願者数も理学部が前年比114%、医学部で同115%だった。

「京大の場合、理学部と医学部・医学科では第1段階選抜に基準点が設定されていますので、22年度入試では共通テストが難化したことの影響から、両学部で志願者が減りました。それに対し今年は共通テストが昨年に比べて易しくなったこともあり、志願者が戻ってきたものと考えられます」(渋川さん)

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理系科目については全体として難化傾向