鈴木杏が一人芝居に挑戦 舞台「殺意」に感じたコロナ時代との共通点 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木杏が一人芝居に挑戦 舞台「殺意」に感じたコロナ時代との共通点

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週刊朝日
鈴木杏(すずき・あん)/1987年生まれ。東京都出身。96年にドラマデビュー。以降、テレビ、映画、舞台などで活躍。2012年に映画「軽蔑」で第26回高崎映画祭最優秀主演女優賞、17年に舞台「イニシュマン島のビリー」「母と惑星について、および自転する女たちの記録」で第24回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞するなど受賞歴多数。 [撮影/加藤夏子 ヘアメイク/菅野綾香(ENISHI) スタイリスト/和田ケイコ 衣装協力/AOI WAKANA]

鈴木杏(すずき・あん)/1987年生まれ。東京都出身。96年にドラマデビュー。以降、テレビ、映画、舞台などで活躍。2012年に映画「軽蔑」で第26回高崎映画祭最優秀主演女優賞、17年に舞台「イニシュマン島のビリー」「母と惑星について、および自転する女たちの記録」で第24回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞するなど受賞歴多数。 [撮影/加藤夏子 ヘアメイク/菅野綾香(ENISHI) スタイリスト/和田ケイコ 衣装協力/AOI WAKANA]

鈴木杏さん [撮影/加藤夏子 ヘアメイク/菅野綾香(ENISHI) スタイリスト/和田ケイコ 衣装協力/AOI WAKANA]

鈴木杏さん [撮影/加藤夏子 ヘアメイク/菅野綾香(ENISHI) スタイリスト/和田ケイコ 衣装協力/AOI WAKANA]

 常に新しいチャレンジを続けている女優・鈴木杏さん。自粛期間が明けて立つ舞台は、初の一人芝居。大衆主義の愚かさを描いた三好十郎の作品が、“withコロナ”の今上演されるのは、運命だろうか。

前編/鈴木杏「今がチャンス」 コロナ自粛期間に始めた2つのこと】より続く

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杏さんが出演する舞台「殺意 ストリップショウ」は、劇作家の三好十郎が1950年に発表した、一人のダンサアが語る衝撃的な半生の物語だ。演出を手がけるのは、ここ数年は年に1本のペースで杏さんとタッグを組んでいる栗山民也さん。この作品については、2年ほど前に、栗山さんから、「2020年に、大変なやつをやる」とぼんやりした情報だけを耳にしていた。

「『壮大な話なのかな? 歴史物かな?』などと勝手に想像していたんです。でも蓋を開けたら、その“大変さ”は、私の想像をはるかに超えていました。三好十郎さんの作品をたくさんは見ていませんが、毎回、今とはまた違う景色が浮かび上がって、言葉の美しさや持つ力に感動するんです。三好作品への憧れもあったので、『やります!』って言っちゃいましたけど、できるできないはさておき、飛び込んじゃうというのは私の悪い癖ですね(笑)」

 戯曲と観客の橋渡しの役目を果たすのが役者だと思っている。一人芝居だろうと群像劇だろうと、戯曲が伝えたいことを客側にどう手渡すかに必死になるのは同じだ。ただ、一人芝居の稽古をしていると、相手役がいるときよりも、セリフの一つひとつが、より作家の魂の言葉であると痛感する。

「稽古そのものは、いつもとあまり変わらないです。ただ、ずーっと出番なので、ずーっとしゃべってるな、ずーっと稽古しているな、という感覚はあります。私の場合は10代から演劇界に入れてもらっているので、スタッフさんも含めて、親戚の人みたいな感じなんです。(演出家の)栗山さんもそうです。最初は萎縮してしまう部分もありましたけど、あっという間に、お父さんというかおじさんというか(笑)。舞台の稽古って基本的に恥をかく場所だから。恥ずかしいところを散々見られていると思うと、今更カッコつけなくてもいいし。自然体でいられる場所だなって。一人芝居だけど、スタッフさんは大勢いるので、稽古のときは一人じゃないんです」


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