ジャニーさん襲ったくも膜下出血 「首ひねる」行為で発症することも (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

ジャニーさん襲ったくも膜下出血 「首ひねる」行為で発症することも

このエントリーをはてなブックマークに追加
山内リカ週刊朝日#ヘルス
車の運転で後ろを振り返ったときも要注意 (Getty Images)

車の運転で後ろを振り返ったときも要注意 (Getty Images)

 ジャニーズ事務所が7月1日に明かしたジャニー喜多川代表取締役社長(87)の病名は、「解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血」。いったいどんな病気なのか──。

 くも膜下出血とは、脳の太い血管にできたコブ(瘤)が破裂することで発症する病気。脳梗塞や脳出血と同じ脳卒中の一つだ。脳卒中は、わが国の死因別死亡率では、がん、心臓病、老衰に次いで4位になっている。

 くも膜下出血には、大きく二つのタイプがある。兵庫医科大学脳神経外科学講座主任教授の吉村紳一さんはこう説明する。

「一つは一般的なくも膜下出血で、脳血管の弱い部分が膨らんだ『脳動脈瘤』が破裂することで発症します。もう一つが『解離性脳動脈瘤』で、3層構造になっている血管の壁の1層目、あるいは2層目がメリメリと裂けて、血管壁の中側に血液が入り込んで膨らむ。これが破裂したのが、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血です」

 後者のくも膜下出血は、くも膜下出血全体の3%ほど。年間の発症率は30万人に1~2人程度だが、生存率は6割とも言われ、救命できても後遺症が残りやすい。

 どちらのタイプも発症は突然で、これまで経験したことのない頭痛に襲われる。「ハンマーで頭をたたかれたような激痛」と訴える患者もいるという。その一方で、「一部の解離性脳動脈瘤では、破裂する前の血管が裂け始めたタイミングがわかる」と吉村さん。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい